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宇宙航空研究開発機構

スマートフライト技術

次世代航空イノベーションハブの活動

スマートフライト(高度判断支援)技術の研究

航空交通量は年率4~5%で増加しており、15年間で倍増する勢いです。これに伴い、空港・空域の容量拡大、環境負荷(CO2、騒音等)の低減、航空事故の削減が求められています。「スマートフライト(高度判断支援)技術の研究」では、機上/地上の情報を統合処理し、パイロットや管制官の状況監視/選択肢生成タスクを自動化、最適化することにより、航空機運航(飛び方)の効率性、安全性の向上に貢献することを目指します。具体的な研究項目は以下の通りです。

SF1:低燃費4D飛行技術の研究

空域容量を向上させる4D飛行(航空機が特定地点を指定時刻に通過する運航)と環境負荷を低減させる低燃費飛行の両立を目指し、気象情報を活用してパイロットに最適な経路を提案する航空機の機上システムと、航空交通流の状況に応じて最適な時間管理(航空機に対する特定地点の通過時刻の指定や出発時刻の指定等)を行う航空管制システムのアルゴリズムを開発します。航空機の機上システムは、EFB(Electric Flight Bag)と呼ばれるタブレット型端末の活用により、早期の実用化を目指します。

SF2:パイロットモニタリング技術の研究(E-Crew)

旅客機の運航の安全は、2名のパイロットがお互いの行動や航空機システムの状況を適切にモニタすることで確保されています。航空機事故原因の過半を占めるパイロットエラーを低減し、かつ人間の能力を最大限に活用するために、このモニタリングタスクを自動化する技術を開発します。将来的には、パイロットに適切なアドバイスを与える支援ツールや、安全管理のための飛行データ解析ツールとしての実用化を目指します。
関連技術:ヒューマンファクタ技術

SF3:耐障害高信頼性航法技術の研究

米国GPSを代表とするGNSS(Global Navigation Satellite System)を利用した衛星航法は、その利便性の高さから広く普及しており、航空機の運航におけるGNSSへの依存度はますます高まっています。一方、GNSSの脆弱性のひとつである電波干渉への弱さが、近年のデジタル無線技術の急速な進歩により、現実的な脅威となりつつあります。それに対し、複数のアンテナ素子で受信したGNSS信号を適切に合成することで電波干渉等の影響を低減し、航法の信頼性を高める技術を開発します。

スマートフライト技術の研究項目

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