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宇宙航空研究開発機構

部門長あいさつ

航空機は私たちの生活に欠かせない社会基盤の一つとなっており、今後もますます利用拡大が見込まれています。また航空機産業は、世界規模で今後20年で約2倍の成長が期待されています。このような状況において、平成26年8月に文部科学省が発表した「戦略的次世代航空機研究開発ビジョン」では、我が国の航空機産業の競争力強化と航空輸送システムの技術革新が謳われました。また本年1月には第5期科学技術基本計画が閣議決定されました。このなかで科学技術イノベーションの主要な実行主体としての国立研究開発法人の役割はますます大きなものになってきています。

JAXA航空技術部門では、航空環境技術、航空安全技術、および将来航空機技術の3本の柱を軸として研究開発を進めてまいりました。このなかで推進してきました次世代運航システム(DREAMS)や静粛超音速機技術(D-SEND)のプロジェクトにて、平成27年度には国内外に誇れる成果を出すことができました。そしてこれらに続く、現在推進中のプロジェクトや研究事業においても、高いレベルの確実な成果を実現してまいります。

今後は、我々が得意とする航空工学技術の更なる強化を図ることに加えて、様々な技術分野の知見を取り入れる開かれた研究体制の実現も目指します。既に次世代航空イノベーションハブでは、航空安全に係る気象影響防御技術の研究開発において、JAXAを含めて18の大学・研究機関・企業からなる連携協定を締結し、これに基づく活動に着手しつつあります。基盤的研究分野においても、我が国の航空技術の知が結集するような研究体制の検討を始めております。また、海外の航空宇宙研究開発機関との連携を深めるとともに、引き続きIFAR(国際航空研究フォーラム)議長としての役目を果たしてまいります。

今後とも、国内外から注目される高いレベルの研究開発と、これを産業・社会に受け渡す機能を充実させるべく、より一層努力してまいります。引き続き、皆様のご支援、ご協力を頂きますようお願い申し上げます。

2016(平成28)年3月
航空技術部門長 伊藤 文和

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