宇宙航空研究開発機構

2007年11月27日アーカイブ

伊豆大島フィールド試験1回目のフライトです。

飛行後はデータの確認です。格納庫の2階が控え室。


お天気はくもりですが、現地からの報告では低いところに雲はないようで試験には差し障りない様子。離陸後のレーダも順調との報告を受けて、地上組は安心してMuPAL-εの帰りを待ちました。

空港を離陸後、3mileのところから「レーダ順調」の報告が入りました。

伊豆大島の試験では、MuPAL-εは調布飛行場から離陸して現地上空で試験を実施し、着陸せずに調布に戻ります。現地で地上班がいないため、試験の様子を地上から撮影した映像はこれまでありませんでした。今回の試験は、BBMの最終確認ということで、その様子を記録するために撮影班が現地に送り込まれました。ここで、BBM(ブレッド・ボード・モデル)とは、新しい技術を使ったシステムを開発する際に、その技術の確立を目的として製作される試作機のことです。BBMで基本的な技術を確立した後、EM(エンジニアリング・モデル)と呼ばれる、より実際に宇宙で使われるシステムに近い仕様の試作機の開発に移行する予定です。

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