宇宙航空研究開発機構

2008年11月26日アーカイブ

今月14日、クイーンエアでパイロットの全周囲映像撮影フライトを行いました。今日は機体を変えて、MuPAL-εで海上へ進出し、撮影を行いました。クイーンエアの場合と同じく海上で高度変更などを行うだけでなく、今度は海上でのホバリングも実施しました。

クイーンエアではコックピット中央に水平にしてカメラをおきましたが、MuPAL-εでは右席パイロットの右側に斜めにおいています。こうすることで、上から下まで窓のある部分を全て撮影することができます。



カメラの角度の都合で、MuPAL-εの場合は幸いにして後ろは写りませんでした。クイーンエアから撮影した映像とMuPAL-εから撮影した映像とを見比べると、あらためてヘリコプタと飛行機の視界の違いに驚かされます。


最後に周辺に目標物が多い状態でのホバリングの操縦を撮影するため、MuPAL-εで山間部へのフライトも実施しました。その結果撮影されたのが、14日の冒頭に掲載した写真です。
今回の一連のフライトはあくまで基礎データ集めであり、この後の解析が重要な作業となります。今後はさらに別の機体でも同じような撮影を行い、多様なデータを蓄積していくことで、視覚情報と操縦との関連について明らかにしていくことになります。

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