飛行軌道制御技術

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空港に計器着陸システム(ILS)が設置されていれば天候により視界が悪くても着陸が可能ですが、ILS方式は滑走路へ向かう直線部分が少なくとも5km程度必要なため、空港周辺に山や人口密集地があるとILSが設定できず、国内では計器進入できる滑走路は限られてしまっています。ILSが設定されていない滑走路は目視により着陸進入する必要があるため、視界不良が欠航原因の1/4を占めています。
空港周辺のGPSによる衛星測位の精度を高めるため、GBAS(地上局型衛星補強システム)が空港に導入されつつあり、これにより航空機は正確な位置情報を知ることができます。
DREAMSでは、直線部が2km程度の曲線の進入経路を生成して、自動操縦で着陸進入が可能な技術を開発しました。

進入経路を柔軟に生成