乱気流事故防止機体技術の実証(SafeAvio)

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2012年8月31日

世界初!晴天乱気流の事前検知に成功

JAXAの機上搭載型ドップラーライダー

JAXAは、開発中のドップラーライダーで、晴天乱気流を事前にとらえることに世界で初めて成功しました。ドップラーライダーとはレーザー光を発射して大気中の小さな水滴や塵の動きを測定する装置。すでに空港に設置して地上付近に発生する乱気流を検知する大型のものが実用化されていますが、JAXAではそれを小型化して航空機に搭載できるシステムの開発を進めています。その結果、今年(2012年)2月の試験飛行中、紀伊半島沖上空3.2kmで、6km先にある晴天乱気流を通過の約30秒前にとらえることができました。