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宇宙航空研究開発機構

ヒューマンファクタ技術

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2020年3月11日

「目隠し」で夜間飛行を模擬-SAVERH機能確認試験

2019年10月下旬から11月上旬にかけて、北海道大樹町のJAXA大樹航空宇宙実験場において、「パイロット状況認識支援技術(SAVERH)」の機能を確認する試験を行いました。

今回の試験では、パイロットが被るHMD(ヘルメットマウンテッドディスプレイ)の上から布で目隠しすることで、パイロットが機外の状況を把握しにくい夜間飛行の状況を模擬しました。パイロットはHMDに投影されるセンサーポッドからの情報と、オーバーレイ表示される計器情報や支援表示を参考にしながら、地上で救助を待つ人の上空50フィートに進入し、ホバリング状態を確立しました。この状況は、実際の夜間捜索救難任務を模擬したものです。試験では、十分な成果を得られた一方、より安全に運用するための改良点やパイロットからの改善要求など、いくつかの課題も明らかになりました。今後も実際の利用シーンを想定しながら、SAVERHの機能を向上させる研究開発を進めていきます。

また、ヘリコプターのスキッドに装着した3Dライダーを用いた機体周辺の障害物検知を行う試験も行いました。今後の研究に利用するためのデータを収集しました。パイロットの操縦を支援する情報の一つとして検討していきます。

HMD投影画像(左)とパイロットの見え方(右)

機体ホバリング中の3Dライダー出力画面


実際の遭難救命作業を模擬したSAVERHの機能確認試験の様子

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