遷音速レイノルズ数効果試験技術 | 風洞技術 | JAXA航空技術部門
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宇宙航空研究開発機構

遷音速レイノルズ数効果試験技術

日本国内には、実機レイノルズ(Re)数(実際に航空機や宇宙機が空を飛んでいる状態でのレイノルズ数)を再現できる高レイノルズ数風洞は存在しません。しかしながらレイノルズ数効果の空力特性に与える影響は非常に大きく、従来型の風洞を用いた試験で得られた巡航時の空気抵抗の補正量が全抵抗の20%以上にまで及ぶこともあります。

レイノルズ数効果はこれまで多くの研究者が取り組んできた重要性の高いテーマですが、国内の技術者の知識や経験も十分とは言えず、現状が把握されていない状況にあります。従って本研究では現状の技術を最大限に利用して得られる補正限界を見極めることを目指します。
また高レイノルズ数風洞で得られる試験結果と、数値シミュレーション(CFD)によって予測される結果の違いを定量化することにより、将来的に実機レイノルズ数における空力特性の予測技術を確立するための基盤を作ります。

2m×2m遷音速風洞での風洞試験を想定した旅客機形状の空気抵抗内訳試算の一例
(このうちの“Correction”がレイノルズ数の補正量に相当する)

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