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宇宙航空研究開発機構

グリーンエンジン技術

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2015年3月12日
エンジン騒音研究用ターボファンエンジンの運転試験を開始

グリーンエンジン技術研究の一部として、エンジン騒音低減技術の研究を行っています。ここでは、先進的な騒音低減技術の研究開発に並行して、研究用ジェットエンジンを使った騒音低減技術の実証を課題としています。...[続く]

航空エンジン市場における我が国の国際競争力強化のために、aFJR(高効率軽量ファン・タービン技術実証)では、国内のエンジンメーカーが実績豊富な「ファン」「低圧タービン」技術について、次世代技術の開発・実証を目的としていましたが、グリーンエンジンでは更なる環境性能向上のために、これまで日本の担当実績が少ないコアエンジン、エンジン騒音低減技術の開発・実証を目指します。

スーパーコアエンジン技術

これまでJAXAで研究開発してきたエンジン技術を基に、高負荷圧縮機、超高温低NOx燃焼器、超高温タービンを開発することで、燃費消費-16%を目指します(aFJRでは-1%)。
圧縮機は、多段の軸流圧縮機に加え、最終段に斜流圧縮機を適用することで、圧力比20以上を目指しています。
燃焼器については、JAXAで開発した予混合2段燃焼器を高温化に対応させることにより、ICAO(国際民間航空機関)のCAEP/6基準の-75%を目指します。
超高温タービンについては、シンプルな冷却構造の適用により超高温(1,600℃)にも耐えられ、複雑な冷却機構を必要としなくなるようなタービン翼を開発します。

エンジン騒音低減技術

実用化が近く外部ニーズの高い低騒音化デバイス(例えば、株式会社IHIと共同研究してきた改良型ノッチノズルやクローミキサ)について、中小型機用エンジン開発に対応できるように技術実証を行います。技術実証は、音響性能と推力性能のデータを蓄積します。そのために、音響設備での模型を使った騒音試験、研究用高バイパス比ターボファンエンジンを使った騒音・空力性能試験を行っています。また中長期的視点から、低CO2かつ低騒音に貢献する先進技術について要素試験等を行い、新しい騒音低減技術を創出します。

左: エンジンを使った騒音試験(イメージ)
右上: ノッチノズル、右下:クローミキサ(エンジン試験)

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