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宇宙航空研究開発機構

将来型回転翼機システム技術

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2019年12月25日

コンパウンド・ヘリ空力特性を計測する風洞試験を行いました

2019年11月、コンパウンド・ヘリコプターの模型を使用して、空力特性の計測やフラップの効果を確かめる風洞試験を実施しました。
JAXAが研究開発を進める次世代の高速コンパウンド・ヘリは、固定翼機のような主翼を持ち、さまざまな空力抵抗を減らす工夫を取り入れた機体構造を検討しています。効率の良い高速飛行を実現するためには、極限までの空力抵抗を削減することが求められます。
試験では、メインローターブレードの付け根まわりで空気の流れを整えるために新たに導入したハブフェアリングや、機体内に格納する引き込み脚によって機体抵抗を大幅に削減することが確認できました。ホバリング時に主翼がメインローターのダウンウォッシュ(機体から下に吹き降ろす風)と干渉する課題に対しても、大型フラップによってダウンロード(ローターからのダウンウォッシュが固定翼の上面にあたって生じる、下向きの荷重)が約半減する効果が確認できました。これらはCFD(数値流体力学)による解析結果とも一致しました。
得られた基礎データは、今後CFD解析のさらなる精度向上のために有効な検証データとして利用していきます。

ハブフェアリングと引き込み脚


主翼部分の大型フラップ


■関連リンク
コンパウンド・ヘリの高速化の研究については、こちらもあわせてお読みください。
「FLIFGT PATH」No.24ソラの技「高速回転翼機編」

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