今月11月の15日(水)から3日間、ヘリコプタに関する国際学会HeliJapan 2006が名古屋で開かれます。
学会期間中、MuPAL-εは2日間にわたってD-NETのデモを、最終日の17日(金)にはNOCTARNのデモを行う予定になっています。
今日はNOCTARNデモのリハーサル1回目を実施しました。
D-NETデモは名古屋市内の学会会場上空をMuPAL-εがフライトして行いますが、NOCTARNデモは、三重県津市にある津市伊勢湾へリポート上空で行います。
そのため今日は、小牧にある名古屋空港からMuPAL-εが離陸し、伊勢湾へリポートに到達、そこでNOCTARNデモをするという、本番と同じフライト内容を組みました。
NOCTARNの実験は、これまでも大樹町や調布で何度も実施してきました。
ですが、伊勢湾を舞台にNOCTARNを行うのは今回が初めてです。しかも前回の実験から1年以上が経過していて、システムや機器類を使うのも久しぶりでした。
今日のフライトは、リハーサルとは言っても、伊勢湾へリポートという場所でもNOCTARNが使えるかどうか、久しぶりに動かす機器類が正確に機能するかどうかという確認と、操作担当者の手順復習が主な目的でした。
名古屋空港を離陸して約30分後、伊勢湾へリポートが見えてきました。
実はこの時点で、既に深刻なトラブルが発生していました。
着陸に向けて、降下していきます。
伊勢湾へリポートでは、NOCTARN地上班がスタンバイしていました。トラブルが発生していたことは既に無線で連絡済みだったため、MuPAL-εが着陸するや否や、地上班の1人が走り出してきました。
そのまま、MuPAL-εに乗り込んでデバッグ作業開始です。
一時は機体に6人も乗り込んでトラブルシュートを行いました。その努力の甲斐あってか、完璧にとまではいかないまでも深刻なトラブルは解決し、本日の実験はひとまず終了。MuPAL-εは名古屋空港を目指して飛び上がりました。
来週には本番前日にもう一度リハーサルを行う予定です。
戻ってきた県営名古屋空港。調布飛行場と違い、ヘリコプタもたくさんとまっています。いろいろな種類の航空機たちが飛んでいました。
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