宇宙航空研究開発機構

MuPAL-ε HeliJapan2006 地上展示とNOCTARNデモ@伊勢湾へリポート

HeliJapanの3日目は伊勢湾へリポートにおける機体の地上展示と飛行デモの見学会です。
MuPAL-εは当日の朝に名古屋空港を出発し、伊勢湾へリポートに着陸して展示の準備を行いました。展示されている機体は手前から名古屋市消防航空隊の「なごや2」、三重県防災航空隊の「みえ」、JAXAの「MuPAL-ε」です。写真には写っていませんが愛知県防災航空隊の「わかしゃち」も展示されています。

参加者の皆様がバス4台で到着し、見学会が始まりました。

地上展示の終了後、いよいよNOCTARN飛行デモの本番です。


地上と、へリポート管理事務所屋上もお借りして、データリンクと航空無線用のアンテナを設置しました。

MuPAL-εは計測システムの準備に時間がかかるので、4機の中で一番始めにエンジンを始動し、最後4番目に離陸しました。


NOCTARNの機器を展示したヘリポート管理事務所内には一度に見学者全員が入りきれなかったためデモは2回に分けて実施しました。

離陸してすぐ、早速1回目のNOCTARNデモが始まりました。
MuPAL-εのコックピットディスプレイにNOCTARNの画面を表示し、パイロットには空間上のトンネルのようなイメージで表示される進入経路に沿って飛んでもらいました。

地上ではNOCTARNの管制卓とパイロットが機上で見ているトンネル型経路表示の画面を表示し、管制官からパイロットへの指示をデータ通信で行うシステムのデモなどを実施して、目の前のヘリポートに進入着陸するところを見ていただきました。

1回目のNOCTARNデモ終了後、2回目のデモまでの間、MuPAL-εは伊勢湾へリポート上空を一時離れて待ちます。その間に他のヘリコプタ3機が、放水やホイストなどの救難活動のデモを行っていました。


「みえ」、「なごや2」、「わかしゃち」の3機がそろって進入し、見学者の目の前で放水のデモを行いました。


少し離れた場所から伊勢湾へリポートの様子をうかがいます。
小さいですが、デモ中の2機のヘリコプタが見えます。

約1時間後、2回目のNOCTARNデモも無事終了。MuPAL-εが最初にヘリポートに戻りました。


続いて「みえ」、「なごや2」、「わかしゃち」も下りてきました。


慌しく過ぎた2時間でしたが、デモは無事成功、これですべて終了しました。
このあとMuPAL-εは、燃料補給を経て、調布飛行場を目指して再び離陸していきました。

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