今日1回目のフライトが始まりました。
SAVERHで使うディスプレイには、HMD(Helmet Mounted Display)とHDD(Head Down Display)の2種類があります。どちらのディスプレイにも、飛行計器のシンボルのほかに、機体に取り付けたFLIR(赤外線カメラ)の映像と、地形データベースをもとにした合成地形(3Dで地形を描いたもの)とが表示されます。
離陸前、ディスプレイに表示されたFLIR映像や合成地形が、実際の地形と合っているかを確認します。
さらに、水平線も一致しているかどうかも確認します。
HMDの場合、パイロットの頭の位置を検出して、それに応じて表示する内容を変える機能があります。そのため、はじめに、パイロットが見ている外界の景色と、HMD上の表示とが一致するように調整しておく必要があります。
水平線がよく見えるように、滑走路端に一度接地して、水平線とHMD上の水平線とが合うように調整をしていきます。
日没とともに暗くなっていき、
今回の飛行実験では、夜間の暗さのなかでのディスプレイ表示の評価を行うので、パイロットの視界に余計な明るさが入らないよう、機内もできるだけ灯りを消しています。
後席の実験員も大変です。
[このページを共有]