宇宙航空研究開発機構

飛翔、計測装置動作確認の続き

台風一過の晴れ間を狙って、計測装置の動作確認の2回目のフライトを行いました。「飛翔」は、天気が多少悪くても計器飛行で飛行することができますが、実験のために複雑な飛び方をする場合には有視界飛行を行います。このため、プロペラ機やヘリコプタほどではないですが、やはり天気は気になります。


飛行前に名古屋空港内に移動して、給油をしました。後ろにJAXA飛行研究拠点の格納庫が見えます。


今日も大分の試験空域を予約してあります。途中で瀬戸大橋が見えました。


空域に到着して動作確認を開始します。パイロットが操作している様子は、計測員の席からもある程度見ることができます。


速度や高度を変えながら、機体の姿勢やエンジンの反応等のデータを取ります。速度を下げるときには、主翼上面に起き上がるスピードブレーキ(矢印のところ)を使うこともあります。


今日も大分空港で給油します。


名古屋空港に戻ってくるころには、太陽が出ていました。
本日3度目の給油。本当によく食べる子です。



フライトの後は、機上で記録したデータを取り出して、グラフを作成するデータ処理を行いました。今回、計測装置の操作手順の確認、飛行中のデータ表示やデータ処理機能の確認を行い、今後の実験開始に向けて重要なステップとなりました。これからは計測機材の変更を行うことになっていて、次の飛行は7月後半になる予定です。いよいよ本格的な飛行実験が始まります。

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