宇宙航空研究開発機構

MuPAL-α、耐空証明検査に向け整備中

7月中旬からMuPAL-αは調布航空宇宙センター飛行場分室で耐空証明検査に向けた準備を行っています。
耐空証明検査は、航空機が安全性の基準に適合していることを証明するもので、飛行する航空機の多くは毎年検査を受けて、耐空証明を更新しなければなりません。自動車でいえば車検のようなものです。

そのためMuPAL-αは、調布航空宇宙センター飛行場分室の格納庫内で、内装や点検口、水平尾翼などを取り外して、機体構造を点検したり、操縦系統を点検したり、傷んだ部品や定期交換部品を交換したりしています。
可動部分はグリスアップをしたり調整したりしますし、無線機やランディングギヤの点検なども行うなど、隅々まで整備して、安全に飛行できる状態へとしていきます。


格納庫内のMuPAL-α。
あらゆる部分が取り外されて、整備中。


主翼前部やターボプロップエンジン周辺が取り外されている。


機内もこんな感じ。


取り外された部品たち。
綺麗に整頓され、再び取り付けられるのを待っている。



9月中旬に予定している国土交通省検査官による検査を通れば、晴れて耐空証明を更新することができ、再び実験用航空機としての任務が待っています。

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