宇宙航空研究開発機構

「飛翔」の三本の矢

昨年の夏、アメリカから真っ白な機体でフェリーされてきた「飛翔」が、きれいにペイントされました。


尾翼デザインはこのようになっています。



三本の矢が描かれています。それぞれが、「MuPAL-α」 、「MuPAL-ε」、そして「飛翔」をあらわしています。
1機では無理ですが、3機それぞれの特徴を活かせば、速度0からマッハ0.8、
高度0から45000フィート(約14000メートル)までカバーできます。
みんなで力を合わせ、航空技術の発展に寄与したいという思いをデザインしたものです。



ところで、この矢のデザイン、見覚えないでしょうか?



これは、49年もの永きにわたって活躍し、昨年秋に退役したクイーンエアのノーズ部分のデザインがモチーフとなっています。


JAXAの前身機関のひとつである航空宇宙技術研究所(NAL)の飛行実験は、このクイーンエアから始まりました。
そのメモリアルの意味も込められています。


コクピット窓のすぐうしろには、「飛翔」のロゴマーク。


ロゴマークのデザインは、3案の中から一般投票により選ばれました。
「ジェット飛行実験機「飛翔」のロゴマークの選定結果について」


「飛翔」は今後、FLYING TEST BEDとして、様々な飛行実験で活躍することでしょう。

カレンダー

2012年1月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

アーカイブ