宇宙航空研究開発機構

MuPAL-αが南の島へ向かいました

修理改造から戻ってきたばかりのMuPAL-α
翌々週からはGPS実験がひかえています。
戻ってきたあとの一週間で、母機の点検や、GPS実験のための装備変更を行いました。


この実験は、なるべく赤道よりの低緯度で行う必要があり、ベース地(実験拠点)が石垣島になりました。
宮崎、与論島を経由し、3日かけて飛行実験を行う石垣島に向かいます。


装備変更は、まずダイエットから。
機体の重量を軽くして、そのかわりに燃料を積んで、できるだけ長い時間を飛べるようにします。

重量をすこしでも減らすため、今回の実験で使用しない機器を全て取り下ろしました。


MuPAL-αのシンボルでもある、ピトーブームも取り外しました。


FBWシスコン(Fly-By-Wireシステムを操作制御するコンピュータ)や、先日の修理改造で取り付けたばかりのデータ処理装置も、今回は使用しないので、取り下ろしました。



そして最後に、

飛行実験が洋上のため、救命ボートを積みました。



いよいよ出発です。


格納庫に2機そろったのも束の間、またMuPAL-ε1機でのお留守番になります。


飛行前点検中はいい天気だったのですが、、、


120312g.jpg 出発直前には雲が広がってきました。


ただ、離陸には問題ない雲量のため、予定通り、飛行実験地へ向けて出発しました。
現地の天候にもよりますが、あさってから飛行実験を開始する予定です。
調布へは2週間後に戻ってくる予定です。

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