宇宙航空研究開発機構

MuPAL-ε 着陸レーダフィールド試験@熊本10日目

昨日に続いて、本日も一連のデータを取得するための飛行です。後部席も昨日と同じ師弟コンビ。

カメラを構えるすぐそばで牛が水を飲んでいます(馬もいます)。もちろん、この牛や馬たちが驚かない高度を保ってMuPAL-εは飛行します。

熊本での飛行は今日が最終日ということで、試験の様子を地上から撮影するべく阿蘇山側の牧場地帯へ1名が派遣されました。

場所は、通称"白コース"が見渡せる阿蘇スカイライン。撮影場所に着くと間もなく、あの聞き慣れた甲高い音が近づいて来ると共に機体が現れ、「間違いなくここがコースだ」と確認することができました。MuPAL-εのエンジン音は機体がかなり遠くに離れても聞こえてくるので、ビデオカメラの液晶画面では認識できなくても、音がする方向を探せば必ず見つけることができるので安心です。


道路の脇にはこんな看板も。



丘の下に見える平地の上を飛んでデータを取ります。平地の向こうの山は外輪山。



この丘を越えた先で右に旋回して平地の上を飛ぶコースに入ります。


観光の車が頻繁に行き交う道路のすぐ脇で、真上を行き過ぎるMuPAL-εをビデオカメラで何回も追いました。目と共に耳はエンジン音を追っていたので、帰りの車の中でもずっとMuPAL-εの音が聞こえているような気がしました。


白コースでのデータ取得を終えて外輪山へ向かうMuPAL-ε。赤丸の真ん中にいます。

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