宇宙航空研究開発機構

「飛翔」の試験飛行

「飛翔」は、神奈川県大和市にある日本飛行機株式会社にて、計測機器の搭載等を行っています。
本日、機体および搭載機器の確認のため試験飛行を行いました。


機体には、たくさんアンテナがついています。



機体ペイントも完了しました。


昨年の8月にN288JAというアメリカの登録番号で空輸されてきました。
今回、日本の登録番号JA68CE になっての初飛行となりました。


DGPS (differential-GPS) とは、
衛星を使った位置測定技術であるGPSを利用した技術の一つで、位置が分かっている地点との差を使って精度を高める方法です。

あらかじめ位置が分かっている地上定点で取得したGPSデータを移動局のGPS受信装置に送信します。
移動局(この場合は「飛翔」)では、衛星から受信したGPSデータと地上から受信したデータを合わせて処理することで、共通の誤差が除去されて、測位精度が向上します。


屋上のドーム内に機材を設置します。


準備が完了しました。


GPSアンテナでGPS信号を受信します。


DGPS送信装置です。


送信アンテナより、DGPS電波を送信します。


送信中は注意書きを貼ります。



「飛翔」から、正常に受信したとの連絡を受けました。

アップリンク受信機の動作確認は無事に終わりました。

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