宇宙航空研究開発機構

飛翔、計測装置動作確認フライト

実験用航空機「飛翔」がJAXAに来てから3ヶ月余り、今まではパイロットの慣熟のためのフライトを行ってきました。今日のフライトでは、キャビン(客室)に研究員が初めて搭乗して、計測装置の動作確認を行いました。


格納庫前でフライトの準備中。計測機材の立ち上げには電源車(写真中央)を使います。


120617b.jpg 大分県沖の試験空域に到着しました。梅雨どきで天候が心配されましたが、計画していた高度には雲が無く、風も穏やかでした。貴重な機会なので、頑張ってデータを取ります。


120617c.jpg キャビンではリアルタイムでデータを見ることができます。せっかくの機会なので、今後の研究飛行のリハーサルを兼ねて、操縦に対する応答を測る飛行パターンを実施しました。急に機体を上下させたりするもので、乗り物に弱い人にはちょっとつらい飛行になります。


実験を終えて大分空港に着陸し、給油をしました。左右の主翼が燃料タンクになっていますが、一ヶ所の給油口から両方に給油できます。


帰りは大分から県営名古屋空港に直行しました。初仕事を終えて飛行研究拠点の格納庫に戻った「飛翔」。おつかれさまでした。


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