宇宙航空研究開発機構

飛翔、観測ロケット実験を空中観測

7月20日に内之浦宇宙空間観測所で行われた観測ロケットS-310-42号機、S-520-27号機による実験に、「飛翔」が参加しました。


種子島空港に着陸する飛翔


ロケットから放出されたTMA(トリメチルアルミニウム)(※1)とリチウム(※2)が反応して発する発光雲を撮影するため、飛翔の左右の窓にカメラを取り付けました。発光雲は微弱な光のためカメラ周りの窓には目張りをしています。またリチウムは赤く発光するため、左舷の赤い航空灯を避けて、右側の窓にリチウム用のカメラを設置しました。


※1:TMA(トリメチルアルミニウム)=酸素に触れ燃焼し、自ら白色に発光する物質
※2: リチウム=金属リチウム蒸気で、月光を散乱して赤色に発光する物質


左右の窓にカメラが取り付けられている飛翔の機内


ロケット打ち上げ時刻に合わせ種子島空港を離陸した飛翔は、ロケット着水後に、雲の心配のない高々度から発光雲を観測しました。


種子島空港を夜間に離陸する飛翔


観測ロケット実験の詳細についてはこちら(宇宙科学研究所(ISAS)サイト)をご覧ください。

撮影された発光雲の写真もご覧いただけます。

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