宇宙航空研究開発機構

ボナンザ、JAXAへ

ボナンザ機がいよいよJAXAにやって来ました。
この機体は、CAPSTONEでの飛行試験(2006年7~10月のレポート参照)で使用したものです。その後分解されて船で日本に輸送され、今年の3月から調布飛行場内で組み立て、整備作業を行っていました。アメリカから到着して直接調布飛行場に運んだので、JAXAに来るのは本日が初めてです。


調布飛行場からJAXAの敷地に入る瞬間です。


ボナンザは小さくて軽いので、2~3人で押せば動かすことができます(アラスカでも人力でプッシュバックしていましたね)。最後は手で押してハンガーに入れました。


ハンガーに入ったボナンザ。奥にはMuPAL-αが見えます。MuPAL-αの弟分の誕生?

ところがボナンザは1984年生まれの今年で23歳(この機体は、もともと米国で飛んでいた機体で、中古機として購入しました)、1987年生まれのMuPAL-αより年上です。ちなみにMuPAL-εの製造年は1999年、クイーンエアは1962年で実に45歳になります。


(左)アラスカ実験中のボナンザと
(右)JAXAへ到着したボナンザ。

アラスカでの実験中はアメリカ国籍でN67933という登録記号でしたが、晴れて日本国籍を取得し、JA36AKになりました。最初のアルファベットは国ごとに決められており、アメリカが「N」、日本が「JA」です。そのあとに続く数字やアルファベットはユーザが選べるようになっています。「36」はこの機体の型式「ビーチクラフト式A36型機」からとったもので、「AK」はアラスカでの実験にちなんで付けました。

ボナンザがJAXAに到着したことを受けて、来月10月16日にプレス公開を行なう予定です。

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