宇宙航空研究開発機構

MuPAL-α帰還、CO2連続測定装置

MuPAL-αが調布に戻ってきました。

MuPAL-αは耐空証明検査および改造のため、6月1日から仙台の整備工場へ入っていました。約3ヶ月ぶりの調布です。朝9:35に仙台空港を離陸、10:40に調布飛行場へ到着しました。


ハンガーに戻ったMuPAL-α。ドアというドアが全部開いていました。




(左)キャビン後部の機材ラック。計算機などの実験機材が積まれています。
(右)機体後部にある荷物室。意外と大きな空間です。ちなみに、クイーンエアの荷物室とMuPAL-αの前方荷物室、MuPAL-εのキャビン後部は、実験機器の搭載用に使われています。

今回、新たに変わった点として、MuPAL-αでもCME「自動CO2二酸化炭素)連続測定装置」の使用が認められたことがあります。この装置は、フライト中に胴体上面に装備した採取口から飛行空域の空気を装置内に取り込んで、その空気(大気)中に含まれる二酸化炭素の量を自動的に、そして連続的に測定することのできる装置です。これまで、この装置はクイーンエアでしか、載せて使うことができませんでしたが、今回、MuPAL-α でも使えるようになったのです。自動CO2連続観測も、クイーンエアが不在のときはMuPAL-αで行なえるようになりました。その装置は今、クイーンエアに載っています。MuPAL-αに積み替えられたときにまた改めてご紹介しましょう。

明日は早速、フライトが予定されています。耐空証明検査を終えての領収フライトです。また、エミュレーションも計画されています。

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