宇宙航空研究開発機構

MRJ初飛行成功!

実験用航空機「飛翔」は、MRJの初飛行に際し、飛行試験を行う空域や飛行ルートの風や雲などの気象観測を行いました。


飛行前の実験用航空機「飛翔」とMRJ


DREAMSプロジェクトの技術実証機として導入したボナンザ(ビーチクラフトA36型機)。
2007年9月にJAXAにやってきて以来 、いろいろなところで頑張ってくれていましたが、DREAMSプロジェクト終了に伴いその役目を終えたため、売却されることとなりました。


出発前、ボナンザのお世話になった関係者一同で記念撮影しました。


実験用航空機「MuPAL-α」は、2014年12月15日から19日までの間、仙台空港で、精密曲線進入の実証実験に参加しました。


仙台空港で待機中のMuPAL-α。



JAXAは、11月29日に群馬県で行われた災害派遣医療チーム(DMAT)の訓練に参加し、実験用ヘリコプターBK117C-2による超高速インターネット衛星「きずな」の地球局の輸送を行いました。


大規模災害などによって地上の通信インフラが途絶し連絡手段が限られてしまうと、災害救助・救援や安否確認などが困難になってしまいます。JAXA第一衛星利用ミッション本部では、超高速インターネット衛星「きずな」をはじめとする通信衛星の防災利用を実証する実験を実施しており、これまでも東日本大震災や様々な防災訓練で通信環境を提供してきました。
実験のなかで「きずな」の通信環境を構築するための超小型可搬地球局(直径45cm)やネットワーク機材の輸送が課題として挙がっており、今回、DMAT関東ブロック訓練において、「きずな」地球局を迅速にヘリコプターで空輸する検証を航空本部の実験用ヘリコプターで行いました。


「きずな」地球局を積み込む際には、実験用ヘリコプター後部のシートやラックを外します。積み込みにかかる時間も、重要な検証ポイントのひとつです。訓練実施前には、災害時に実際に活動するDMAT隊員がJAXA飛行場分室に来訪され、JAXA職員と地球局積み込みの事前確認を行いました。



11月3日、実験用航空機「飛翔」の主翼変形量計測試験を実施しました。


飛行機の主翼が変形して大丈夫なの? と思う方もいると思いますが、どんな材料の翼であれ、地上では重力が、飛行中では空気の力がかかることで変形します。むしろ変形しないように作ると、重くなるだけでなく、かえって簡単に折れてしまうことも考えられます。


例えば上の写真のように、「飛翔」の主翼も地上静止時に比べ、水平に飛行している時は翼端が上がっており、旋回してより大きな力がかかるとさらに翼端が上がります。

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