宇宙航空研究開発機構

MuPAL-ε、久しぶりのD-NET飛行デモ

東京臨海広域防災公園で開催された「そなエリア*ボウサイ*ウィーク」の一環として、MuPAL-εを用いたD-NETのデモを実施しました。


D-NETは、災害時にヘリコプターによる救援活動をより効率的かつ安全に実施するためのシステムです。
実験用航空機レポートでも、MuPAL-εを用いたD-NETの飛行実験についてこれまで何度かご紹介してきました。
2008年12月1日「D-NET機上ディスプレイの機能確認」
2009年11月4日「ドクターヘリ飛行実験」
2010年3月8日「有人機・無人機連携 ~要救助者の捜索・救助の模擬実験~」

東京臨海広域防災公園は、首都直下地震等の大規模災害時に災害対策本部が設置される防災拠点施設です。


公園内に設置されているオペレーションルーム


9月4日は、公園内のヘリポートで離着陸を行い、飛行中の機内や地上で、防災関係者の方々向けにD-NETのデモを行いました。


公園ヘリポートへのアプローチ


機内でのデモ


地上でのデモ



D-NETは、災害救援活動を行う全ての航空機に使って頂くことが理想です。
大規模災害時には、多数の防災関係機関が協力して救援活動を行うので、全ての航空機の情報を一元的に管理できる機能が重要になります。
一方で、日常の業務では、各機関ごとに任務内容が異なるので、D-NETに求められる機能も異なってきます。
今回のデモでは、多数の関係機関の方々からD-NETの機能に関するご意見をいただくことができました。
現在は、消防防災ヘリとドクターヘリで評価・改良を進めていますが、今後は、より多くの防災機関で使って頂けるよう、機能の向上を進めていく予定です。


9月8日には、一般の方々向けの展示を行う予定です。

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