宇宙航空研究開発機構

2007年3月12日アーカイブ

調布のハンガーで初めてMuPAL-εと対面したのは2003年10月10日でした。あれから約3年半が経ち、今回は4回目のフィールド試験です。

JAXA宇宙科学研究本部(http://www.isas.jaxa.jp)では5年前から月惑星探査機に搭載する着陸レーダを開発しています。着陸レーダは探査機が惑星表面に降りるために必要な航法センサの一つで、マイクロ波を使って探査機の速度と高度を測定するセンサです。

JAXAの実験用航空機は研究目的だけでなく、様々な用途に使用されています。そのような用途の一つとして、種子島宇宙センターから打上げられるH-IIAロケットの打上げ支援の可能性を調べるための実証飛行を行いました。
この目的は、打上げ前の上空にある氷結層を含む雲の状態を観測し、その情報を打上げに活用しようというもので、今回、H-IIAの打上げ時期ではありませんでしたが、実験用航空機により、どの程度の高度まで観測が可能かの実証を行うとともに、実際に雲の観測を行いました。

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