宇宙航空研究開発機構

ボナンザ領収フライト、MuPAL-εロータラン

今月7月10日に宮崎から帰ってきたボナンザ(JA36AK)。 今日はボナンザの領収フライトを行ないました。 領収フライトとは、宮崎で受けてきた整備の仕上がりを確認するためのフライトのことです。


フライト前、研究所のエプロンで試運転中。


いよいよフライトです。飛行場のなかへ入っていきます。


今日は雲が広がる、こんな空でした。


調布へ帰ってきました。
手前の緑の部分は国立天文台、その向こうに細く、滑走路が見えます。


道路横断中。
フライトを終えて、研究所へ戻ります。



午後はMuPAL-ε(JA21ME)の出番です。
MuPAL-εは15日ごとのロータラン(エンジン防錆運転)を行ないました。
この目的は機体の状態を正常に保っておくことです。

実験用航空機たちは、その名前の通り、実験のためにフライトするのですが、実験の中身によっては、フライトとフライトのあいだが長く空く場合があります。
その場合、そのままではエンジンやロータなどを長いあいだ止めておくことになります。
そこで、地上でエンジンを回したり、実験とは別にフライトをしたりして(これを防錆フライトと呼びます)、エンジンやロータを含めた機体の状態を正常に保っておくようにします。



MuPAL-εは翌週から、北海道大樹町でのフライトを控えています。


コックピットの計器を確認しています。



ロータランをすることで、計器類が正しく動くかどうかも確認できました。 もしどこかが故障していても、ロータランのときに発見できれば、いざ出発となってから気付くよりも早くに対処することができます。

センサ類にカバーを付けて、ロータランは終了です。


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