FQUROHプロジェクトのこれまでの成果
JAXA実験用航空機「飛翔」の低騒音化前(左図)と低騒音化後(右図)

JAXA実験用航空機「飛翔」のフラップ(左図)と主脚(右図)の騒音低減効果

フラップと主脚からの音を、ともに3dB以上小さくすることに成功しました。
3dB小さくなると…?

低騒音化を実現する方法
上記のような低騒音化は騒音源になる部分にデバイスを取り付けることで実現しています。
下のイラストでは音源ごとのデバイスの詳細を見ることができます。
それぞれの部位の名前をクリックしてみましょう。

- スラット
- フラップ
- 主脚
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スラット
スラットコーブバンプ
空気の流れが乱れる部分にふくらみのあるパーツを取り付けることで乱れを抑え騒音を小さくします。
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フラップ
ボルテックスジェネレーター
フラップ端の前方上面に取り付けた小さな突起で小さな渦をつくり出し、フラップの端から発生する騒音のもとになる大きな乱れを和らげることで音を小さくします。
フラップ端の形状変更
フラップの端を、下面側に突き出して丸みを帯びた形状に変更することで、空気の大きな乱れを抑制し騒音を小さくします。
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主脚
A ディフレクター
空気の流れを曲げることで、脚を収納するスペースから発生する音を小さくします。
B 脚扉多孔質材
主脚扉の内側に多孔質材をはりつけ、流れを制御して音を小さくします。
C 車間多孔カバー
多くの穴が開いた板を車輪の間につけ、空気の流れを遅くすることで音を小さくします。
D ホイール穴塞ぎ
ホイールの穴から出入りする流れによって発生する音をなくします。