CO2排出量削減のためのリブレット研究開発“Refresh”が空を飛んでいます

JAXAは、日本航空株式会社(以下、JAL)とオーウエル株式会社(以下、O-Well)との共同研究にて、独自の塗膜形成技術によるリブレットの旅客機への適用を進めています。

この度、リブレットを施工したJAL旅客機(ボーイング737-800型機:JA331J)に、本研究開発を表す「Refresh」(RiblEt Flight RESearcH for carbon neutral) マークを取り付け、2024年10月24日から日本全国の空を飛行しています。ぜひ、空港で見つけてください。

リブレットとは、機体表面に溝幅0.1mm程の微細な縦溝を施すことで表面摩擦抵抗を減らし、燃料消費量及びCO2排出量を削減させる技術です。JAXAは、飛行・風洞実験、コンピュータシミュレーションを活用した空気力学技術により、リブレットの研究開発及び実用化を通して、環境に優しい航空機技術の社会実装を進めています。

(1) 2023年2月28日JAXAプレスリリース 『JAL、JAXA、オーウエル、ニコン世界初、塗膜にリブレット形状を施工した航空機で飛行実証試験を実施~航空機の燃費改善でCO2排出量削減に寄与し、持続可能な社会の実現に貢献~』
https://www.jaxa.jp/press/2023/02/20230228-2_j.html
(2) 2023年11月10日 JALプレスリリース 『リブレット形状を航空機に大面積施工し、燃費改善効果を計る飛行実証実験を開始します』
https://press.jal.co.jp/ja/release/202311/007744.html
(3) 2023年11月10日 O-Wellプレスリリース 『リブレット形状を大面積施工した航空機での燃費改善効果を計る飛行実証実験の開始に関するお知らせ
https://contents.xj-storage.jp/xcontents/AS00965/7c4c412e/e8f7/4f0b/beb0/513672006e88/140120231110585499.pdf

Refreshマーク


Refreshマークとリブレット©JAL


リブレット施工箇所:緑色の部分(2)©JAL


2024年12月6日更新