海外との連携

トピックス一覧へ

2015年9月18日

NASAとJAXAの航空分野トップがパリで会談

2015年6月にフランス・パリで開催された第51回パリ国際航空ショーの開催期間中、会場において、NASAのチャールズ・ボールデン長官と航空研究ミッション局のジェイウォン・シン局長、JAXAの奥村直樹理事長と中橋和博航空技術部門長による会談を行いました。JAXA・NASAの航空分野についての四者会談は今回が初めてで、闊達な意見交換が行われました。
航空研究機関の国際組織であるIFAR(国際航空研究フォーラム)では、現在NASAが議長、JAXAが副議長を務めていますが、2015年10月からはJAXAがIFAR議長職を引き継ぐ予定になっています。今回の会談では、これまでNASAの強いリーダーシップによって国際協力が推進されてきたことに対してJAXAより厚く謝意を表するとともに、NASAからは議長となるJAXAをサポートしていくこと、またJAXAがアジア・太平洋地域の公的航空研究機関に対してさらなるリーダーシップを発揮することへの期待が表明されました。
また、ソニックブームの国際基準策定への取り組みをはじめとする、NASAとJAXAが二者間で進めている共同研究のこれまでの成果についても話題に上るなど、NASAとJAXAが今後も優れたパートナーとして協力関係を発展させていくことを確認しました。

左から、シン局長、ボールデン長官、奥村理事長、中橋航空技術部門長