海外との連携

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2025年6月27日

雷雲の帯電や発雷メカニズムに関する国際共同研究契約の締結について

国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、国際航空研究フォーラム(IFAR)プロジェクトの一環として、フランス国立航空宇宙研究所(ONERA)、カナダ国立研究評議会(NRC)、オランダ国立航空宇宙技術研究所(NLR)及び米国航空宇宙局(NASA)とともに、雷雲の帯電や発雷メカニズムに関する国際共同研究を開始いたしました。

本共同研究は、航空機によるリモートセンシングにより雷雲の電界分布変化に関するデータを取得し、雷雲の帯電推移や帯電分布、発雷の予兆現象の特性を明らかにすることを目的としています。これにより、雷の検知と回避技術を向上させ、航空機の運航安全性を向上させるとともに、次世代航空モビリティ(AAM:Advanced Air Mobility)などの着雷に関する安全基準へ寄与することを目指しています。

今後もJAXAは国内外の関係機関と連携し、航空機の安全性向上に向けたグローバル・パートナーシップを強化していきます。

2025年6月17日パリエアショーでの署名交換 (写真左から5番目: JAXA航空技術部門長代理 伊藤健)