[開催報告] 「第8回 学際領域における分子イメージングフォーラム」
2012年11月2日、調布航空宇宙センターにて「第8回学際領域における分子イメージングフォーラム」がJAXA研究開発本部の主催で開催されました。
本フォーラムはテーマを「分子イメージング技術」とし、異分野間の研究者の交流を通して新しい研究の方向性や研究の新領域を探ることを目的として開催されました。2005年に第1回目のフォーラムが開催され、今年で第8回目の開催となります。
当日は、化学、計測、流体、海洋の分野から研究者4名をお招きし、分子イメージング技術に資するご講演をいただきました。JAXA側からは、航空宇宙分野への適応について、流体に限定せず、構造・材料、エンジンといった多分野への展開を目指す目的で運航・安全技術チームの井之口氏が講演しました。またJAXAをはじめ、大学などから、28人がポスター発表を行いました。内容としては、第1回~第7回の本フォーラムの中心課題である、感温・感圧塗料技術(PSP、TSP)以外の研究報告が増える傾向にあります。本フォーラムを通じて、異分野融合による新しい計測法の活動が芽生えつつあります。ここから将来の研究の萌芽・シーズの発掘、創出につながる可能性が高く、新しい研究の方向を探るという本フォーラムの趣旨が見えつつあり、今回の大きな成果と言えます。また、ポスター発表会場からは分子イメージング技術を自らの研究分野とは異なる視点から見ることができたと、参加者からご好評をいただきました。
招待講演会場
招待講演、ポスターセッションはJAXA SPとして出版、公開される予定です。
参加登録及び問い合わせ先
「学際領域における分子イメージングフォーラム」事務局 advmeas@chofu.jaxa.jp