第15回「学際領域における分子イメージングフォーラム」

本年で第15回目を迎える本フォーラムは、機能性分子センサーを用いた分子イメージング技術をキーワードとし、分子イメージング技術に関わる研究者が研究成果を発表し、議論を交わす場を提供することを目的としています。
航空宇宙分野をはじめとする幅広い分野でブレークスルーとなりうる分子イメージング技術について、流体、化学、光学、バイオ、海洋、画像計測などの異分野・異業種間の研究者にこの分野に特化した最新の研究成果の発表・議論および情報交換の場を提供することで機能性分子センサーに関わる学際的研究連携を活発化させ、機能性分子センサーを用いた分子イメージング技術の最先端を切り開く契機とします。

当日のプログラムおよびポスターセッションの発表内容を掲載しました。

開催概要

  • 開催日:
    2019年12月12日(木)9:40開場、10:00開始(予定)
  • 開催場所:
    JAXA調布航空宇宙センター 事務棟1号館2階講堂
    (東京都調布市深大寺東町7-44-1)
  • 発表内容
    〇プログラム(敬称略)
    時間 内容
    9:40~10:00 開場・受付
    10:00~10:05 開会の挨拶
    分子イメージングフォーラム組織委員長
    (JAXA航空技術部門空力技術研究ユニット長) 浜本滋
    10:05~10:50 招待講演1
    河内俊憲(岡山大学)
    『分子イメージングの失敗をもとにしたナノ粒子を使った超音速流れの
    可視化と流速計測』
    10:50~11:35 招待講演2
    大道勇哉(JAXA)
    『動的モード分解による非定常流体データ解析』
    座長:江上泰広(愛知工業大)
    11:35~11:45 ブレイク
    11:45~12:30 ポスターセッション フラッシュトーク(20件)
    座長:長谷川靖哉(北海道大)
    12:30~13:15 昼食+ディスカッション
    13:15~14:45 ポスターセッション(20件)
    14:45~15:45 JAXA大型風洞設備見学(希望者のみ)
    6.5m×5.5m 低速風洞  1.27m 極超音速風洞
    15:50~16:25 招待講演3
    染矢聡(産業技術総合研究所)
    『感温・感圧粒子~中空マイクロカプセル~』
    16:25~17:00 招待講演4
    中北和之、浦弘樹(JAXA)、中島努(ISE)
    『非定常 PSP とマイクロホンの相関計測による空力音源探査技術』
    17:00~17:35 招待講演5
    宗像瑞恵(熊本大)、依田大輔、Ulrich Henne、Christian Klein(DLR)、
    藤田位朔、守屋拓真、吉川浩行(熊本大)、安木政史(西華デジタルイメージ)
    『周波数ドメイン蛍光寿命イメージング(FLIM)による PSP 計測の可能性』
    座長:小栗一将(JAMSTEC)
    17:35~17:45 閉会の挨拶
    JAXA航空技術部門基盤技術統括 松尾裕一

    〇ポスターセッション(敬称略)
    番号 タイトル/著者/概要
    P1 Yb(III)廃位高分子を用いた酸素センサー
    長谷川靖哉(北海道大)
    P2 PC-PSPへの応用を目指したブロックコポリマーPIBM-b-PHFIPMの合成研究
    田中ひなの、小幡誠(山梨大)
    P3 高速応答感圧塗料の溶媒を変更した場合の特性変化に関する研究
    山口翔梧(愛知工業大院)、江上泰広(愛知工業大)
    P4

    高速応答感圧塗料の発光寿命に対する薄膜中の色素濃度の影響

    山﨑遊野、堀尚人(愛知工業大院)、中北和之、杉岡洋介(JAXA)、浅井圭介(東北大)、江上泰広(愛知工業大)
    P5 電気化学発光セルの原理を利用した電気励起式PSPの開発
    田中 睦輝(愛知工業大院)、松田佑(早稲田大)、米川文広、坂上知、多根静香(日本化学)、森竜雄、江上泰広(愛知工業大)
    P6 単一分子軌跡データにおけるデータ抽出手法の研究
    安倍悠朔、松田佑(早稲田大)
    P7 PSP計測における画像処理手法の提案
    片山哲、松田佑(早稲田大)
    P8 感温塗料を用いた強制対流沸騰場の伝熱計測
    折茂里樹(早稲田大)、渡辺惇文(名古屋大)、河南治(兵庫県立大)、江上泰広(愛知工業大)、山口浩樹、新美智秀(名古屋大)、松田佑(早稲田大)
    P9 高温流体温度計測に向けた取組み -高温用 TSP の試作及び簡易的評価-
    藤原 浩介、出田 武臣(IHI)
    P10 寿命法による回転翼上の感圧塗料計測のための温度補正手法の検討
    笠井美玖、杉岡洋介(東北大院)、齋藤勇士、野々村拓、浅井圭介(東北大)
    P11 周波数領域における PSP 寿命法計測のパラメータ解析
    佐藤仁美(東北大院)、Daisuke Yorita、Michael Hilfer、Ulrich Henne、Christian Klein (DLR)、齋藤勇士、野々村拓、浅井圭介(東北大)
    P12 ONERA-M4模型の遷音速バフェット現象の非定常感圧塗料による解析
    松内田和樹、笠井美玖(東北大院)、杉岡洋介、中北和之(JAXA)、西崎祐輔、園田欣幸、園田精一(川崎重工業)、齋藤勇士、野々村拓、浅井圭介(東北大)
    P13 An Investigation on Camera Uncertainty Sources in Fast-PSP Experiments
    Henrique F. Leite、Roberto Gil Annes da Silva (ITA)、Ana Cristina Avelar (IAE)、Hirotaka Sakaue (University of Notre Dame)
    P14 チタンの陽極酸化被膜を用いた感圧・感温塗料の開発
    川添 颯一郎、牧遼平、沼田大樹(東海大)
    P15 感圧塗料を用いた超音速飛行する球表面の圧力分布計測
    沼田大樹(東海大)、大谷清伸(東北大・流体研)
    P16 DL-PTSPによる低速・低ゲージ圧流れ場の圧力・温度分布計測
    森英男(九州大)、文吉周(九州大卒)、小浦悠太郎(九州大院)
    P17 cntTSPを用いたピッチ振動翼上の非定常流れ場構造の調査
    伊神翼、藤田昂志、永井大樹(東北大)、依田大輔、Christian Klein(DLR)
    P18 遷音速吹き出し式風洞におけるLifetime PSP計測システムの構築と最適化
    杉岡洋介、中北和之(JAXA)、中島努(ISE)、齊藤健一(JAXA)
    P19 大情報量データを扱う非定常PSP計測の生産性向上
    中北和之、杉岡洋介(JAXA)、岩本紘樹、中島努(ISE)
    P20 表面摩擦抵抗計測技術の実証
    飯島秀俊、内山貴啓、加藤裕之(JAXA)
    ※講演およびポスターセッションの内容は、予告なく変更する場合があります。
  • 主催:
    宇宙航空研究開発機構(JAXA)航空技術部門
  • ポスター発表申し込み:
    ポスター発表をご希望の方は、下記のポスター発表申し込み先宛に発表タイトル、著者名(所属機関を含む)、代表者連絡先(電話およびメール)、および200字程度の概要を記載の上、メールにてご連絡ください。
    締め切りは2019年11月8日(金)とさせていただきます。
    審査の上でポスター発表への採否を11月15日(金)までにご連絡します。
  • 参加申し込み:
    参加登録ご希望の方は、下記の参加登録先宛に参加者氏名、所属機関、連絡先(電話およびメール)を記載の上、メールにてご連絡ください。
    締め切りは2019年12月3日(火)とさせていただきます。(参加人数多数の場合には参加をお断りさせて頂く場合もございます。ご了承をお願いします。)
    参加登録費は無料です。

ポスター発表申し込み、参加登録、問い合わせ先:

JAXA 航空技術部門 空力技術研究ユニット
「学際領域における分子イメージングフォーラム」事務局
mole_imaging@chofu.jaxa.jp
※メール送信の際は、全角の「@」を半角の「@」に書き換えてからお送りください。


2019年10月18日更新