宇宙航空研究開発機構

奥多摩ヘリポート建設@FSCAT-R

去年の秋、SAVERHの実験でMuPAL-εが飛んだ場所のひとつに、奥多摩ヘリポートがあります。
奥多摩ヘリポートは、東京消防庁が管理し、山岳地域の捜索救難・救助救難等の災害活動の拠点になっているヘリポートです。その奥多摩ヘリポートが、JAXAシミュレータのなかに「建設」されました。

JAXAには実験研究用のシミュレータがありますが、奥多摩ヘリポートはこれまでの実験などで使うことがなかったため、シミュレータの外視界(外の景色)に奥多摩ヘリポートは登録されていませんでした。登録されていない場所をシミュレータで飛ぶと、なんとなく地面っぽいものは出てきますが、実際の建物などは登場しません。
奥多摩ヘリポートは、これからのSAVERHの飛行実験で使う予定もあるので、今回、登録することになったのです。

FSCAT-R(ヘリコプタ用シミュレータ)で、建設されたばかりの奥多摩ヘリポートに向かって飛んでみました。

20090227a.jpg
見えてきた!


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ヘリポートのシンボルである「H」を目指して着陸。


20090227c.jpg
確かに、奥多摩ヘリポートです(2008年10月14日の写真と比べてみてください)。


次に、夜モードにしてみました。
周囲の明るさがなくなり、ヘリポートの照明が灯ります。

20090227d.jpg
黄色っぽく照明が点いているのが分かりますか?

できあがったばかりなので、まだまだ調整は必要ですが、今後はこの奥多摩ヘリポートを使ってシミュレーション実験を行う予定です。

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