宇宙航空研究開発機構

大樹実験場格納庫


地上走行実験の2日目。
ですが、生憎のお天気。今にも雨が降り出しそうです。

朝から、地上走行実験用の計測機器をドルニエに取り付ける作業が始まりました。
機体がハンガーに入っているおかげで、雨のお天気でも作業を進めることができます。
ドルニエが入っているハンガー、以前は、成層圏プラットホームの研究(詳細はこちら)の飛行船用格納庫として用いられていました。飛行船を用いた実験が終了したのに伴い、この格納庫は大樹実験時の航空機用格納庫として使用されることになりました。正式には「大樹実験場格納庫」という名称です。
格納庫を使用していなかった頃、航空機たちは一日中屋外に駐機されていました。機体カバーは被せているものの、夏冬、風雨の日でも野ざらしでした。実験隊メンバが実験場を離れる夜間は警備の点においても心配でした。
また、実験隊メンバにとっても、雨天や冬季の機体作業は大変でした。

一昨年2004年夏のNOCTARN実験時のMH2000(左)とドルニエ(右)。
カバーを被せて屋外に駐機していました。


昨年夏のNOCTARN実験での格納庫。
横幅30m、高さ35m、奥行き83mもあるので、MH2000(手前)とドルニエ(奥)の2機が余裕で入ります。

格納庫を使えるようになったおかげで、機体を風雨や損傷から保護できるようになりました。

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