宇宙航空研究開発機構

ヘリコプタJA21ME:大気球捜索@三陸大気球観測所(岩手)

大気球観測所全景(午前6時過ぎの)。霧が発生しています。
今回、岩手県三陸沖で大気球を使った実験が行われました。
大気球は上空での役割を果たした後、海へ落下します。その落下位置を探すために、研究所のヘリコプタが三陸まで出張しました。
この大気球捜索は2006年以降も予定されています。


ここ三陸大気球観測所では、宇宙科学研究本部による大気球を用いた様々な観測や実験が行われています(詳細はこちら)。

大気球は、簡単には、様々な観測機器を載せたゴンドラ、落下傘(パラシュート)、ゴンドラと落下傘を空中に浮かせる気球の合計3つから構成されています。


手動での燃料補給(初めて見ました)。
大気球は上空にてミッションを終えた後、落下傘と気球本体との間で切り離され、観測機器の載ったゴンドラは落下傘でゆっくりと、気球本体もそれぞれ海上に落下します。

船で回収された気球本体(中央の白い物体)。

落下したそれらは船で回収するのですが、予めヘリコプタや小型飛行機で上空から落下位置を捜索しておき、落下位置を船に伝えて船を誘導します。その捜索役として、研究所のヘリコプタMHが使用されました。


この大気球捜索は2006年以降も予定されています。

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