宇宙航空研究開発機構

ヘリコプタの振動対策

明日から茨城県は龍ヶ崎市にある龍ヶ崎飛行場で、ヘリコプタを使った実験が始まります。
今日はハンガーでその準備。
固定翼と異なり、回転翼の持つ特徴に"振動"があります。これは、機体外の風や機体速度、機体重量に影響されて発生する振動です。回転翼であれば多かれ少なかれ、どの機体にもこの特徴があります。

研究所のヘリコプタも特有の振動特性を持っています。フライト中に激しい振動に見舞われると、実験の機器操作が困難になるだけでなく、場合によっては機器にダメージを与えかねません。


今回の実験では、機体後席の操作卓でノートパソコンを使います。そこで秘密兵器を2つ用意しました。ひとつは、パソコン用リストレスト(手首置き)。もうひとつは耐震吸収材です。
今回のノートパソコン用対策だけでなく、機体に搭載された計測機器には全て、何かしらの振動対策がなされています。


装置の下に取り付けられた振動吸収器(横倒しになったコイル状のバネ)。

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