実験出張中は曜日に関係なく、土日でも実験を行うこともありますが、今日と明日はお休み、アンカレッジで土日の休暇を過ごすことになりました。
今回はCAPSTONE実験の拠点となっているメリルフィールド空港について紹介します。
特徴その1:誰でも航空機に近付くことができる
TaxiwayやRunwayには、その気になれば誰でも入り込むことができますが、それ以上に航空機には近づき放題です。こんな管理状態で大丈夫?と疑いたくなるほど、航空機と人間との間に境界がありません。利用者は自分の機体のすぐ近くに自動車を乗りつけ、荷物を積み込み、そのままエンジンをスタートさせて飛び立っていきます。
機体と自動車が並んでとまっています。
航空機たちのための道路。自動車は一旦停止。
あちこちにこのようなフェンスの切れた通路があります。"DO NOT ENTER"の文字が可哀想なくらいです
特徴その2:機体が個性的
空港のセキュリティ状態も日本と随分違いますが、航空機たちも随分違います。日本ではもう引退し見られないような古い機体でも、ここでは現役で飛行しています。また、個人所有の機体が多いので機体塗装にもオーナの好みが反映されています。
個人的に気に入っているのがこの左の機体です。
ウシ(乳牛?)模様です。
この機体のオーナに一度お会いしてみたいものです。
特徴その3:太いタイヤと尾輪式
アラスカには、アンカレッジ国際空港のような大型空港の他に、メリルフィールド空港を含め、小規模な空港が多数存在します。このような空港では必ずしも整地された滑走路とは限りません。また、航空機が日常的に使われている環境では、いつ何時何処に着陸しなければならなくなるかわかりません。このような理由と、もともとの自然環境の厳しさから、航空機は殆どが尾輪(びりん)式です。そして、そのタイヤがやけに太いのです。
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