宇宙航空研究開発機構

着陸レーダフィールド試験@熊本 2日目

着陸レーダ用のアンテナは、ヘリのお腹、通常はMuPAL-ε用ドップラーレーダーが付いている場所に取り付けます。何本も出ているケーブルがひっかからないよう、ぶつけて傷を付けないよう、手塩にかけて育てたアンテナの扱いには細心の注意が必要です。機体に取り付けるところではネジで4箇所を仮止めするまで3人がかりでそぉっと持ち上げて支えます。仮止めが終わると電ドラ(=電動ドラえもんじゃなくてどら焼きの一種じゃなくて電気で動くドライバー)で残り22箇所のネジを締め、最後はトルクレンチを使って念入り確認します。


取り付けのためのフレームとレドーム。小さな○が並んでいるのがアンテナ(パッチアレイ)。

このアンテナの取り付けには、フレームの準備から取付完了まで約1時間かかります。せまい隙間にナットを差し込まなければならなかったり、機体の下に入って不自然な姿勢でネジ止めをしたり...何かと手間のかかる作業なのです。


こういう体勢に備えて(?)、Hさんは日頃から腹筋を鍛えています。

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