宇宙航空研究開発機構

FLIRがくっつくまで@SAVERH #3 FLIR到着

待ちに待っていたFLIR(赤外線カメラ)が到着しました。さっそくご対面です。
操作用の3つボタンのスイッチボックスと、ケーブルも一緒です。

さっそく、コンピュータにつないで見てみます。赤外線カメラを通して、景色がどんなふうに映るのでしょうか。


コンピュータの画面のなかで、白っぽく映っているのがFLIRの映像です。

FLIRは赤外線を使って対象物の温度差を検知し、それが映像となって出力されるのですが、室内ではあまり温度差がないので、輪郭がぼやけています。
実はこのFLIRをMuPAL-εに取り付けるにあたって、心配なことがありました。FLIRから伸びるケーブルを、どこから、MuPAL-εの機体内部へ取り込むかということです。FLIR自体は機外にくっつきますが、電源や制御信号、肝心の映像信号のケーブルは機内へ取り入れなければいけません。
MuPAL-εに限らず、航空機の機体ではそう簡単には穴を空けたり、形を変えたりすることができません。FLIRのケーブルは、機体にもともと作られていた穴を通すことになっていましたが、その穴の直径が小さく、ケーブルが通るかどうか心配でした。

でも、無事、ケーブルは穴を通りました(ひと安心)。これでFLIRの準備は完了です。あとはMuPAL-εにくっつくのを待ちます。

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