ランディングライトとの干渉にはどっきりしましたが、それも無事落着。
今日はFLIRにケーブルをつなぎ、カメラからの映像がきちんと見えるかどうかを確認します。
カメラから延びるケーブルは、機内に入り、スキャンコンバータを経由して、実験用のノートPCへと入っていきます。そのあとFLIR映像は、そのノートPCから、HMDと計器板にあるディスプレイに出力されます。
計器板のディスプレイを見てみると、
......あれ?
地面と空が逆転しています(写真では分かりづらいですが)。
カメラからの映像を、上下逆に処理してしまったようです。プログラムを直して再度確認。
MuPAL-εの座席を机代わりにしてプログラミング。
今度は上下が正しく表示されるようになりました(このノートPCに映っている映像が正しい向きです)。
計器板のディスプレイにつづいて、HMDでも問題なく表示されることが確認できました。
このFLIRの映像は、色を着けて表示することもできます。温度の差によって色分けがされるのですが、ここでは温度が高いところほど赤い色になるように設定していました。
ハンガー前の地面の部分が赤くなっています。8月の暑い日だったので、地面も太陽光で熱くなっていたようです。
こうしてカメラからの映像がきちんと表示されることも確認でき、FLIRの搭載作業はすべて完了しました。来月1日から、いよいよ飛行実験が始まります。
[このページを共有]