JAXA航空シンポジウム2024

2024年10月18日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、航空分野における研究開発への理解を促進するため、JAXA航空シンポジウム2024を開催します。

本シンポジウムは、航空宇宙分野の多様な関係者が一堂に集う2024年国際航空宇宙展(JA2024)の併催イベントとして、東京ビッグサイトで開催いたします。 JAXAの第4期中長期計画の振り返り、その成果の一部として、 「En-Coreプロジェクト」、 「航空機DX技術」、 「航空システム研究」 についてご紹介するとともに、 第5期中長期期間の研究開発構想も紹介します。

また、特別講演として、アメリカ航空宇宙局(NASA)とボーイング社から特別ゲストをお迎えし、超音速研究機を用いた研究や、JAXAとの連携をテーマにご講演いただきます。 これを受けて、JAXAからは、「Re-BooTプロジェクト」をご紹介します。

なお、JAXAは2024国際航空宇宙展(JA2024)にてブース展示も行います。ぜひ、JAXA航空シンポジウムとあわせて、JAXA展示ブースにもお越しください。


プログラム詳細や登録方法は下記をご参照ください。

■開催概要

日時:2024年10月18日(金)13:00~16:25(開場12:30)

会場:東京ビッグサイト 会議棟1階 レセプションホールA (アクセス

主催:国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)

定員:400名(事前登録制/先着順)

言語:日本語/英語 同時通訳付き

参加費:無料

参加登録:※事前参加登録の受付は終了しました。
お席に余裕がありますので、当日受付にて参加登録していただければご参加いただけます。
是非、会場へお越しください。

■プログラム

敬称略

13:00~13:05 開会の挨拶
稲場 典康
JAXA理事/航空技術部門長
13:05~13:25 第4期中長期計画を振り返って
渡辺 重哉
JAXA理事補佐/航空技術部門長代理
13:25~13:55 特別講演1
Quesst: NASA’s Mission for Quiet Supersonic Flight
キャロル・キャロル
アメリカ航空宇宙局(NASA) 航空研究ミッション局デピュティ・アソシエート・ディレクター
Carol CARROLL
Deputy Associate Administrator for the Aeronautics Research Mission Directorate, The National Aeronautics and Space Administration (NASA)
キャロル・キャロル(Carol CARROLL)

アメリカ航空宇宙局(NASA)航空研究ミッション局(ARMD)のデピュティ・アソシエート・ディレクター。NASAの航空研究における長期的な戦略、ポートフォリオ、予算、分析をリードするほか、組織開発や運営も統括している。

NASAおよび産業界で30年以上のエンジニアリングとエグゼクティブリーダーシップの経験を持ち、多岐にわたるエンジニアリングをはじめ、飛行プロジェクトや設備プロジェクトのマネジメントなどに従事、組織を牽引してきた。NASA航空ミッション局の前は、NASAエイムズ研究所(Ames Research Center)副所長。エイムズ研究所では、ユニタリープラン風洞(Unitary Plan Wind Tunnel)の近代化プロジェクトや、国際宇宙ステーション利用事務局(ISS Utilization office)、科学ミッション局にも携わった。バージニア工科大学で機械工学の学士号を取得、ハーバード大学ケネディ行政大学院シニア・エグゼクティブ・フェローズ・プログラム修了。

13:55~14:25 特別講演2  ※オンライン登壇
Global Technology & Innovation at Boeing
ディラン・ジョーンズ
ボーイング・リサーチ・アンド・テクノロジー・ジャパン/ボーイング・コリア・エンジニアリング・アンド・テクノロジー・センター エグセクティブディレクター
Dylan JONES
Executive Director, Boeing Research & Technology Japan and Boeing Korea Engineering & Technology Center
ディラン・ジョーンズ(Dylan JONES)

ボーイング・リサーチ・アンド・テクノロジー(Boeing Research & Technology(BR&T))の日本におけるグローバル・テクノロジー部門エグセクティブディレクター。同部門は、アジア地区を支える製造技術インテグレーショングループならびに、複合材、ロボティクス、SAFなどの持続可能な技術に焦点をあて拡大中の研究・開発(R&D)チームで構成されており、国内の政府、大学、研究機関、業界、技術コンソーシアムとの戦略的R&D提携を積極的に推進している。また、韓国ソウルを拠点とする研究開発センターBoeing Korea Engineering & Technology Center(BKETC)の責任者として、AIやソフトウェア・エンジニアリング、アビオニクス、エレクトロニクスとディスプレイ、モデル・ベースド・エンジニアリングなどの分野を統括している。ボーイングの製品やプロセスの競争力強化やコスト削減につながる強いインパクトを持つ、日本・韓国にある世界レベルの技術を発掘、導入する役割も担っている。

2021年の現職就任前には、ボーイング民間機部門(Boeing Commercial Airplanes)の製品開発部門で複数のR&Dプロジェクトを主導、革新的な高価値素材や製造技術を民間機プログラム・生産システムバリューチェーンのライフサイクル全体に採用する作業を担当した。2006年に787プログラムの構造解析エンジニアとしてボーイングに入社後、主要プロジェクト、全機試験、構造検証・認証等の技術・マネジメント職のほか、787、737MAX、777Xの各プログラムで技術開発部門のリーダー職を歴任。南カリフォルニア大学で科学士号(宇宙航行学)を取得、カリフォルニア大学バークレー校で財務を学んだ。

14:25~14:45 ロバスト低ブーム超音速機設計技術実証(Re-BooT)
牧野 好和
JAXA航空技術部門 ロバスト低ブーム超音速機設計技術実証(Re-BooT)プロジェクトチーム プロジェクトマネージャ
14:45~15:00 休憩
15:00~15:20 En-Coreプロジェクト(コアエンジン技術実証)の狙いと成果
山根 敬
JAXA航空技術部門 コアエンジン技術実証(En-Core)プロジェクトチーム プロジェクトマネージャ
15:20~15:40 航空機DX技術実証(XANADU)
溝渕 泰寛
JAXA航空技術部門 航空機DX技術実証(XANADU)プリプロジェクトチーム長
15:40~16:00 航空システムの研究
二宮 哲次郎
JAXA航空技術部門 航空システム研究ユニット長
16:00~16:20 第5期中長期期間の研究開発構想
村山 光宏
JAXA航空技術部門 第5期中長期計画検討ワーキンググループ長
16:20~16:25 閉会の挨拶
伊藤 健
JAXA航空技術部門 航空プログラムディレクタ
司会進行
渡辺 安
JAXA航空技術部門 事業推進部長

■JAXA展示ブース@JA2024

会期:2024年10月16日(水)~2024年10月19日(土)

会場:東京ビッグサイト 西展示棟 西1ホール ブース番号 W1-013

参加:有料(オンライン事前登録など条件を満たせば無料入場できる場合があります。詳細についてはJA2024 のウェブサイトをご確認ください。)

2024年10月1日更新