D-SEND#2試験サイト
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D-SEND#2最新情報

2016年3月4日 動画「静粛超音速機技術の研究開発」を掲載

2015年7月24日に行ったD-SEND#2落下試験で得られた成果をご紹介します。


2015年12月24日 航空科学技術委員会報告

12月24日に開催された第48回航空科学技術委員会において、「D-SEND#2試験結果報告及び研究開発課題の評価について」について報告をいたしました。

2015年11月26日 「研究者コメント」掲載

当D-SEND#2試験サイトにて、D-SENDプロジェクトに携わった研究者によるコメントを集めました。
プロジェクトを終えた今の、研究者たちの想いをご紹介します。

2015年11月26日 TV番組放送予定

11月29日(日)18:30より、D-SENDプロジェクトに密着したTV番組が、TBS「夢の扉+」にて放送される予定です。
ぜひご覧ください。

番組案内
【放送日】11月29日(日)18:30~19:00
【放送局】TBS
【番組名】「夢の扉+」
【放送内容】『日本から、コンコルド以来の”超音速旅客機”復活を!騒音を大幅低減へ ~JAXAが挑む世界初の実験に密着!』と題し、D-SENDプロジェクトに密着
【出演者】航空技術部門D-SENDプロジェクトチーム プロジェクトマネージャ 吉田 憲司

2015年11月26日 スウェーデン宇宙公社に感謝状贈呈

11月6日(金)、D-SENDプロジェクトにおいて、気球実験システムを含む試験全体の運営および関係機関との調整を担当したスウェーデン宇宙公社(SSC)に感謝状を贈呈しました。
プロジェクト成功の裏には、SSCの多大な貢献がありました。

2015年10月27日 超音速機から発生するソニックブームの低減技術を実証

低ソニックブーム設計概念実証プロジェクト第2フェーズ試験(D-SEND#2)で計測したソニックブーム波形を解析した結果、全機低ソニックブーム設計技術を世界で初めて飛行実証しました。
今後は、ICAO(国際民間航空機関)に試験結果の報告を行うことにより、ソニックブームに関する国際基準策定に向けた技術的な議論、検討を加速させ、将来の超音速旅客機の実現につながる活動を産業界とともに積極的に推進します。

2015年9月24日 ご協力いただいた企業に感謝状贈呈

5年以上にわたりD-SENDプロジェクトにご協力いただいた、富士重工業株式会社殿(機体開発・試験の支援)及び明星電気株式会社殿(ソニックブーム計測システム開発)へ、9月15日に航空技術部門長名で感謝状を贈呈いたしました。

飛行試験及びソニックブーム計測成功の裏には、両社の多大な貢献があったことを改めて実感しました。

2015年8月19日 試験隊撤収完了

8月14日に全ての撤収作業を完了し、試験隊はスウェーデン・エスレンジ実験場を後にしました。
これまでのご支援・ご協力に深謝いたします。今後は、取得データの解析に全力投球してまいります。
写真は実験場で撮影したもので、回収した機体と試験隊員です。

2015年8月3日 搭載カメラのデータを取得

現地時間7月28日に地した超音速試験機を回収し、29日に機体に搭載していたカメラが録画した映像が確認できました。
以下は、飛行データから再現したアニメーションと搭載カメラに録画されていたデータを合成した映像です。音声は、管制センターでのオペレーションの音声とブーム計測システム(BMS)が計測したソニックブーム音を合成しています。

なお、映像ではBMS上空通過時にソニックブーム音が鳴っていますが、実際にソニックブーム音を計測したのは、BMS上空通過後しばらく経ってからで、もっと小さな音しか聞こえません。


2015年7月27日 実施結果について

現地時間7月24日に飛行試験を実施し、超音速試験機がブーム計測システム(BMS)上空を正常に超音速飛行し、試験機から発生したソニックブームが複数のマイクロホンで計測されていることを確認しました。

放球準備中の様子

放球の様子

放球の様子

機体の着地状態

2015年7月24日 [3回目試験] 試験結果

現地時間10時00分(日本時間17時00分)、超音速試験機は気球から分離されました。
その後、試験機は正常に飛行し、実験場内に安全に着地しました。
今後データの回収・解析を進め、詳細については後日お知らせいたします。

2015年7月24日 [3回目試験] 放球

現地時間4時43分(日本時間11時43分)、超音速試験機を吊り下げた気球が放球されました。
約2~6時間後に分離領域に到達次第、試験機を分離する予定です。

2015年7月23日 [3回目試験] 試験準備開始

現地時間7月24日2時00分(日本時間9時00分)の放球実施に向け、準備作業を開始しました。

2015年7月9日 BMS操作訓練

7月5日、BMS(ブーム計測システム)班が操作訓練を実施し、ソニックブーム計測手順を確認しました。
気象条件が整うのを待つ間、このような訓練を定期的に行い、操作習熟度を維持しています。
左の写真が今回の訓練のもので、実際のBlimp(係留気球)を使った訓練(右の写真)での感触を思い出しながら、空中計測用のマイクを取り付ける手順を確認しているところです。

2015年7月3日 機体の定期点検を実施

上空の風が強過ぎるため、試験準備開始のGo判断が出ていません。
7月1日に所定の機体点検を行いました。
2時間かけて、すべての機能が正常に作動することを確認しました。
万全の状態で気象条件が整うのを待ちます。

2015年6月29日 最終確認会を実施

6月26日に最終確認会を行い、29日からの試験期間開始が了承されました。
今後、日々の気象会議で試験日を検討していきます。
準備開始判断がGoになった場合は、このページやTwitter(※外部サイトへリンクします)でお知らせしますので、ご注目ください。
応援よろしくお願いします。
(左写真はJAXA内の最終確認会、右写真はSSCとJAXAでの最終確認会)

2015年6月25日 BMSリハーサルを実施

6月21日にBMS(ブーム計測システム)のリハーサルを行いました。
設置してあった3カ所のBMSサイトへヘリコプターで移動し、機材の接続手順、計測機器の動作、管制室との通信などの確認を行いました。

2015年6月23日 全体リハーサルを実施

6月17日、SSC(スウェーデン宇宙公社)とJAXA合同で全体リハーサルを行い、試験当日の動きを確認しました。

2015年6月18日 管制訓練を実施

6月15日に管制訓練を行いました。
本番さながらの雰囲気の中、各手順の再確認をしていきます。
試験期間に入るまでに、あと数回実施予定です。

2015年6月17日 航空科学技術委員会報告

6月17日に開催された第47回航空科学技術委員会において、「D-SEND#2試験準備状況について」について報告をいたしました。

2015年6月10日 BMSサイトの設置作業を実施

D-SEND#2では、ソニックブーム計測装置を3カ所(N地点、C地点、S地点)に設置します。
6月5日に、N地点の設置作業を完了しました。
天気は良かったのですが、風が強く、寒い中の作業となりました。
写真手前は、地上に到達したソニックブームを計測するマイクロフォンを設置している様子です。

2015年5月26日 現地準備作業を開始

5月18日からエスレンジ実験場内での準備を開始し、5月25日に機体の再点検を開始しました。
こちらはまだ真冬の気候ですが、夜はほとんどなく、ほぼ白夜です。

2015年5月12日 試験期間について

3回目試験について、6月29日からの実施に向け、準備作業に着手することといたしました。

2015年2月5日 航空科学技術委員会報告

2月5日に開催された第45回航空科学技術委員会において、「D-SEND#2プロジェクトの状況について」について報告をいたしました。

2014年8月26日 D-SEND#2の状況について

2回目試験を予定しておりましたが、お知らせしていた試験期間中に試験可能な気象条件を満たさなかったため、実施することができませんでした。
今回の状況を踏まえ、今後JAXAにおいてD-SEND#2の試験計画について再検討してまいります。今後の予定については、決定次第お知らせいたします。

2014年8月26日 [2回目試験] 天候に伴う試験中止

天候の悪化により、本日予定していた試験は中止になりました。

2014年8月25日 [2回目試験] 気象判断Go

気象判断の結果、現地時間8月26日5時00分(日本時間12時00分)の放球実施に向け準備作業を開始しました。

2014年8月23日 [2回目試験] 天候に伴う試験延期

天候の悪化により、本日予定していた試験は延期になりました。
今後の気象状況により試験実施を判断いたします。

2014年8月22日 [2回目試験] 気象判断Go

気象判断の結果、現地時間8月23日1時00分(日本時間8時00分)の放球実施に向け準備作業を開始しました。

2014年8月22日 試験期間の延長について

8月22日までに2回目試験を実施する予定でしたが、試験期間中に試験可能な気象条件を満たす可能性がないことから、試験期間を8月26日まで延長することにいたしました。

2014年8月18日 気象回復祈願

北極圏には早くも秋の足音が聞こえてきました。試験可能日を待つ日が続いています。
スウェーデンエスレンジ実験場のJAXAの執務スペースに、お札やお守りを祀って、気象回復と試験成功を願っています。右の写真は調布航空宇宙センター一般公開の来場者の皆様からいただいた応援メッセージで、試験隊員はこの応援メッセージを励みに試験日を待っているところです。

2014年8月8日 気象会議

お伝えしているように、試験可能な気象条件が整うのを日々待っています。
写真は気象会議の様子です。毎日現地時間14:00頃(日本時間21:00頃)に気象会議を開催し、天候や風の予報、気球の予測軌道などの情報を元に試験日を検討します。

2014年8月5日 管制訓練を実施

試験期間に入っていますが、実験のための気象条件がなかなか整いません。
試験隊員は、それぞれの手順を確認しながら、試験が実施できる日を待ちます。
写真は、管制訓練の様子です。

2014年7月28日 リハーサルを実施

7月20日に、2回目試験に向けたリハーサルを実施しました。
本番さながらの雰囲気の中、機体を垂直状態にするなど、各種手順を確認しました。

2014年7月10日 構造連成試験を実施

6月30日~7月2日に構造連成試験を実施しました。機体を水平に宙吊りにし、飛行を模擬した状態で、改修した飛行制御プログラムにより、尾翼の全ての舵面を正常に制御できることが確認できました。

2014年6月30日 ブーム計測システムの設置作業を開始

ブーム計測システム(BMS)の開梱、機能点検が終了し、6月26日から各計測サイトに設置する作業を開始しました。
各サイトまで数十kmありますが、道が無いので移動手段はヘリコプターです。

2014年6月24日 現地準備作業を開始

6月16日より2回目試験に向けた準備作業に開始し、エスレンジ実験場に保管してあった試験機の点検をしました。
今年のスウェーデン・キルナは、昨年より気温が低いようで、少し雪が降ったりしています。

2014年6月3日 2回目試験について

2回目試験について、7月22日からの実施に向け、準備作業に着手することといたしました。

2014年6月2日 航空科学技術委員会報告

6月2日に開催された第43回航空科学技術委員会において、「D-SEND#2再試験に向けたJAXAの取り組み状況」について報告をいたしました。

2014年3月11日 航空科学技術委員会報告

3月11日に開催された第42回航空科学技術委員会において、「D-SEND#2飛行異常の原因究明結果とJAXAの取り組み状況」について報告をいたしました。

2014年2月25日 1回目試験の原因究明に関する調査結果について

1回目試験の原因究明を進めておりましたが、その調査結果がまとまりましたので概要を報告します。

2013年8月21日 延期について

調査・対策チーム(チーム長:航空本部事業推進部長)を立ち上げ、現在機体が想定飛行経路から外れた原因の究明を進めておりますが、現時点では原因の特定に至っておらず、2回目試験を8月24日までに実施することは困難と判断し、試験を延期することにいたしました。
今後の試験実施につきましては、さらなる原因究明と対策の状況により判断してまいります。

2013年8月17日 [1回目試験] 試験結果(続報)

8月16日に行った1回目試験について、飛行データを解析した結果、超音速試験機は気球から分離し、高度約12km、約マッハ1.6に達するまで正常に飛行しましたが、計測地点の約12km手前で想定飛行経路から外れ、約8km手前で着地したことが確認されました。
ブーム計測システム(BMS)は正常に作動しましたが、計測されたソニックブームの波形は、想定していた飛行状態のデータではないことが確認できております。
機体は、スウェーデン宇宙公社(SSC)により、想定していた実験領域内に落下していることを確認しました。
想定飛行経路から外れた原因については、本日JAXA内に調査・対策チームを立ち上げ、調査を行っているところです。

2013年8月16日 [1回目試験] 試験結果

現地時間12時55分(日本時間19時55分)、D-SEND#2超音速試験機は気球から正常に分離されました。
試験機が計画通りに飛行しなかった可能性があるため、現在状況を確認しております。

2013年8月16日 [1回目試験] 放球

現地時間7時10分頃(日本時間14時10分頃)、D-SEND#2超音速試験機が吊り下げられた気球が放球されました。
2~6時間後、気球が分離領域に到達次第、試験機を分離する予定です。

2013年8月16日 リハーサル(7/23)/ブーム計測システム(BMS)準備(8/11) 定点カメラ映像

2013年8月16日 [1回目試験] 気象判断Go

気象判断の結果、現地時間8月16日4時00分(日本時間11時00分)の放球実施に向け準備作業を開始しました。

2013年8月11日 [1回目試験] 試験延期

天候の悪化が予想されるため、本日の試験は延期になりました。
今後の試験実施については、気象状況により判断いたします。

2013年8月11日 [1回目試験] 気象判断Go

気象判断の結果、現地時間8月11日8時00分(日本時間15時00分)の放球実施に向け準備作業を開始しました。

2013年7月30日 最終確認会を実施

7月25日から試験期間の予定でしたが、現地の天候がすぐれなかったため屋外での準備作業ができず、7月29日に最終確認会を行い試験開始が了承されました。
今後は毎日の気象判断により試験実施Go/NoGoの判断していきます。「プロジェクトマネージャインタビュー」にもあるように、D-SEND#2の気象条件はとてもシビアです。気象判断がGoになった場合は、このページでお知らせしますので、注目してください。

2013年7月25日 リハーサルを実施

7月23日にD-SEND#2本番に向けたリハーサルを実施しました。
本番と同様の手順で準備作業を行い、ヘラクレスと呼ばれる車両で機体を吊り下げました。
本番ではこの上にさらに気球が取り付けられることになります。

2013年7月24日 係留気球操作訓練を実施

7月17日にブーム計測システム(BMS)の係留気球の操作訓練を行いました。
BMSの750m、500m、250m地点にマイクロフォンが取り付けられ、ソニックブームを計測します。

2013年7月18日 現地準備状況報告

7月12日にブーム計測システム(BMS)のリハーサルを実施し、試験当日の計測準備手順を管制室側と計測サイト側で連携して確認しました。

2013年7月5日 現地準備状況報告

現地スウェーデンエスレンジ実験場では、7月1日より主翼のコンターゲージ計測を開始しています。
コンターゲージは取り付け角度を精密に計測できる工具です。機体を正確に飛行させるため、設計通りに取り付けられているか慎重に確認を行っています。

2013年7月2日 現地準備状況報告

現地スウェーデンエスレンジ実験場では、6月26日より超音速試験機への主翼取り付け作業を開始しました。
北極圏にあるここキルナは、この時期白夜のため、1日中明るいままです。

2013年6月27日 現地準備状況報告

7月25日以降の試験開始に向け、6月24日から試験準備フェーズをスタートさせました。
現地スウェーデンエスレンジ実験場に2機の超音速試験機が無事届き、今後主翼の取り付け等、組み立て作業を実施する予定です。



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