LIFLEX予備試験は、今日が最終日。
これまでの2日間、実際にフライトすることで新たに問題点が見つかったり、その問題点に対策を講じたりしてきました。今日はそれらの最終確認を行います。
お天気はあいにく、快晴とは言えない空模様でしたが、MuPAL-εは予定通りAM10:10に離陸、実験が始まりました。
LIFLEXは、速度や高度などの各条件が満たされた時点で、母機(MuPAL-ε)から分離し、地上へ自動着陸していくように想定されています。しかし、分離態勢に入るまでの母機への指示はすべて、地上の管制担当者から出されます。そのため、母機側と地上班とのやりとりは非常に重要なキーでもあります。
混乱を避けるために、母機のパイロットと地上の管制担当者は、あらかじめ決められた会話をすることになっています。今回のLIFLEX予備試験では、お互い決められた台詞で実際に通信し、会話の順序やそれに伴う操作手順の確認も行いました。
最終日でもデブリーフィングはきっちりと行われました。昨日までは、その日のフライトの結果と反省をもとに、次のフライト内容を決めるデブリーフィングでしたが、この日は本番の飛行実験や開発中の実験システムに反映するため、この3日間で解決できなかった課題への対策や、各自の作業予定を、お互い確認し合いました。
夜、実験棟では、明日からの新しい実験に向けて、早くも打ち合わせが始まっていました。
同じくハンガーでも、明日に向けての機体の準備が進められていました。
明日からは、シュードライト飛行試験が始まります。
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