南紀白浜の名所のひとつ、円月島を上空から見たところ。
空港のすぐ近くにある、南紀白浜アドベンチャーワールド。
実験最終日の今日は、海岸線の見え方の評価から始めました。
海のうえに出て、そこから陸地に向かって、少しずつ接近していきます。
HMD(Helmet Mounted Display)に表示される海岸線のシンボル(一種の合成地形表示)やFLIRカメラ(赤外線カメラ)の海岸線の映像が、HMDのバイザー越しに見える実際の海岸線と一致しているかどうかを確かめるのも目的のひとつです。
そのほか、合成地形表示があることで、地形が実際どのようになっているのかをパイロットが認識しやすくなるかどうかを調べます。
また、赤外線カメラの映像の表示方法も、温度の高い部分を白色で表わすか黒色で表わすかを比べて、パイロットの認識しやすい方法を調べました。
続いて、HMDを使った位置座標検出のデータを取りました。
2008年10月29日「SAVERH 目標を捕捉しました」でもご紹介しましたが、HMD上に表示されるLOS(Line of Sight)マーカを使って、地上の目標位置の座標を検出することができます。
山のなかのある地点を狙ってスイッチを押し、記録していきます。
あとから、狙った地点の座標と、実際に記録した座標とがどのくらい一致していたかを解析することにしています。
今日のフライトで、SAVERH2009の実験はすべて終了しました。
長かったような、短かったような....
[このページを共有]