2009年11月9日~27日にかけて、石川県能登空港において、MuPAL-α(JA8858)の飛行試験を行いました。
これはJAXA と三菱重工業株式会社とによる共同研究「小型旅客機適用技術に関する研究」の一環であり、ILS(Instrument Landing System、計器着陸装置)進入時における操縦性、およびTCAS(Traffic Alert Collision Avoidance System、空中衝突防止装置)作動時の回避操作における操縦性の飛行試験です。
9月8日のレポートでご紹介した「ドクターヘリの運航・医療情報共有技術の研究開発」の飛行実験です。
今回の実験の目的は、これまで何度かご紹介してきたD-NET(災害救援航空機情報共有ネットワーク)用に開発してきた機上ディスプレイや地上の運航管理システムを、ドクターヘリの運航に活用するためにどのような機能を追加すれば良いかを明らかにすることです。
ドクターヘリの各運用フェーズ、例えば、出動要請を受けて離陸してから災害現場に到着するまで、現場での初期治療、現場から搬送先の病院までの飛行、などにおいて、パイロットや運航管理者がどのような情報を必要としているのかを調べて、それらの情報を表示する機能を試作しました。
研究の内容と実験の様子をビデオにまとめたのでご覧ください。
GPS航法実験の2日目。前線が通過し、きれいに晴れました。風は強くなっていて今日は揺れそうです。
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