MuPAL-α(ドルニエ228)は北海道大樹町でGPS航法の実験を行いました。地上に置いたGPS受信機の信号を機体に送信してGPSの精度を向上させる、地上型衛星航法補強システム(GBAS:Ground Based Augmentation System)の研究に向けたデータ取得です。
本日は有人機・無人機連携システムの実験です。昨年12月に実施した実験では、無人機の飛行状況を有人機(MuPAL-ε)のディスプレイに正しく表示できることを確認しました。今回の実験では、無人機が要救助者を発見し、有人機に救助要請を送信、有人機が現場に着陸して救助活動を行う、という一連の連携作業が円滑に行えることを確認することが目的です。ただし、今回の実験では、無人機については実機の飛行は行っていません。無人機の飛行データはコンピュータによるシミュレーションで模擬されます。このシミュレーション環境は、JAXAの航空プログラムグループが進めている災害監視無人機システムの研究のために開発されたものです。
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