宇宙航空研究開発機構

災害時にはたくさんのヘリコプタが飛行するため、地上で要救助者(例えば崖崩れや倒壊した家屋の下に埋もれている人など)を捜索する際に、上空を飛行するヘリコプタの騒音が妨げになって助けを求める声が聞こえなくなる可能性が懸念されます。今回の実験は、ヘリコプタが上空を飛行する際の高度や距離を変えた場合に、地上騒音がどのように変化するかを調べることが目的です。

本日から大樹町での飛行実験が始まりました。MuPAL-εにとって、約2年ぶりの大樹町です。この間に、以前は三陸にあった大気球による観測設備が大樹町に移設され、「大樹航空宇宙実験場」と呼ばれるようになっています。

今年度から新しく始まった研究テーマである「ドクターヘリの運航・医療情報共有技術の研究開発」の予備試験を実施しました。

昨年から始まったSAVERH。2年目の今年も、新たな課題をもって飛行実験を続けています。

昨年は、夏に調布飛行場で機能確認フライトをしたあと、秋は長野県松本空港に実験拠点を置き、山間部での飛行実験を行いました。
今年のSAVERHのテーマは、FLIR映像と合成地形表示を使った、夜間のアプローチ(滑走路への進入)と山間部の地形認識です。

MuPAL-ε、復活

実験用ヘリコプタMuPAL-εは、昨年12月から点検と改造のために長期休暇をとっていましたが(MuPAL-ε、長期休暇へ)、予定通り8月末までに全ての作業を完了しました。

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