0.5m/1.27m極超音速風洞

空気加熱器を持つ高圧吹き出し/真空吸い込み式の間欠極超音速風洞です。ノズル出口径が0.5mと1.27mの2つの測定室を有し、切り替えて使用します。0.5m極超音速風洞はノズルを交換することでマッハ数5、7の試験が可能です。1.27m極超音速風洞はマッハ数10のノズル固定式です。これらの風洞は、極超音速流れにおける空気力や圧力分布、加熱率などの試験データを提供し、極超音速機や宇宙往還機の空力設計の最適化に貢献します。1.27m極超音速風洞は、極超音速風洞として世界最大規模の設備であるばかりでなく、マッハ数変動±0.3%以内の高い気流品質を誇っています。これまでの実績と経験によりきめの細かいサービスと信頼性の高い試験データの提供が行えます。
0.5m風洞 | 1.27m風洞 | |
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形式 | 吹き出し真空吸い込み式 | |
測定部 | 自由噴流式 | |
ノズル出口径 | 0.5m | 1.27m |
マッハ数 | 5、7 | 10 |
澱み点圧力 | 1~8 MPa | |
持続時間 | 120秒 | 60秒 |
高圧空気源 | 18 m³×2(交互使用)、19.7 MPa | |
真空槽 | 2,300 m³ | 4,600 m³ |
排気速度 | 6,500 m³/h×2 | |
レイノルズ数 | 3~11.4×106(マッハ数7)、1~4.3×106(マッハ数10)(基準長 1 m) | |
完成年度 | 1965年度 | 1994年度 |