0.6m×0.6m遷音速フラッタ風洞

航空機の遷音速領域のフラッタ現象を把握する専用試験設備として1959(昭和33)年度に設置しました。1993~1996(平成5~8)年度に大幅に改修し、気流の低乱化、デジタル制御化、及び測定部アクセス容易化の改良を施しています。遷音速で効率的なフラッタ試験が行え、安全な航空宇宙機の設計開発に貢献しています。フラッタ現象の解明、高精度な解析ツール開発、及び関連技術の研究に不可欠な研究設備として運用されています。なお、フラッタ以外の試験にも利用できます。

形式 間欠吹き出し式風洞
測定部寸法 0.6m×0.6m
マッハ数 0.5~1.2
澱み点圧力 150kPa~400kPa(abs)
完成年度 1957年度、1962年度(測定部改修)、1987年度(圧力制御部、計測部改修)、1993~1996年度(調圧弁、集合胴、安全装置、測定部、圧力制御系、可視化装置改修及び遮断弁の設置)